アルパ&モモコの日記

南米の民族楽器「アルパ」(ハープ)を演奏、教えています。 愛娘犬のちっちゃいプードル、モモコの日記も親バカ全開中!

2011年03月

全てが終わっているはず・・・
そうしたらやっとゆっくり眠れる・・・・

今週に入ってからは文字通り駆けずり回る
日々で、皆疲労もピーク越え。あと少し、あと一日経てば
コンサートは終了しているんだしもうひと踏ん張り~。
テレビに
テレビに

ラジオⅢ
ラジオに

P1030099
新聞に
どこにでも出没(???)して
ありとあらゆる方法で宣伝しまくりました。
これ以上どうしろと!!??

どうか明日はたくさんの人に来ていただけますように。

海外に行くときはいつも折り紙を持っていきます。
現地の子供さんはもとより大人に教えてあげると
とても喜ばれますが、今回は鶴を折ってそれを
チャリティーコンサートにうまく利用できないか、
と考えています。
千羽鶴を折るにはだいぶ足りないですが・・・
P1030026
同行の生徒さんが空いた時間を使ってたくさん
鶴を折ってくれています。協力本当にありがとう!

折り紙は日本の誇れる文化の一つです。
海外で折ったことのある人はよく分かると思います。
日本人の手先の器用さ、頭の良さ、忍耐強さの象徴です。
そんな日本人は必ず困難を乗り越えていけますとも。

先日日本のために募金箱を作ってくれている
台湾人のおじさんに「日曜日にマリスカル・ショッピング
(アスンシオンで高級なショッピングモール)入り口で
日本のために募金活動をするから、よかったら
来てください」と言われた私達。

もちろん行きますとも。他国の方が日本のために
募金活動してくれているのに知らん顔はできません。
P1030123
あっちにも
P1030125
P1030124
こっちにも「頑張れ日本」の文字が

この募金活動はパラグアイの仏教協会(正確な名称では
ありませんが)が行っているそうです。
P1030126
この日は募金の他に台湾の民芸品、中華料理等の
売り上げを義援金として寄付する、とのことでした。

私達のチャリティーコンサートのチラシも張らせて
いただいて、宣伝に協力してくださいました。
IMGP0295

募金箱をいくつか置いたものの、なかなか募金してくれる
人はいません。ここは高級ショッピングモールですが
そんなに簡単にはいきませんね・・・

ということで私達も飛び入り参加で近辺を歩きながら
募金を募ることにしました。日本のための募金ですから
日本人の私達がお願いした方が説得力があるはず。
一緒に募金
暑いうえに湿度も高くてアッと言う間に汗だく・・・
でも予想通り募金箱を置いておくよりも、人が持って
動いたほうが募金が集まりました。
「日本の復興を祈っています」
「少しくらいイイことしようかな」(タクシーの運転手さん)
「少しだけど小さい子供の食事の足しになるように」
(小さいお子さんを二人連れたお父さんの言葉)
「日本はすぐに立ち直ると信じています」

暑い中、皆さん汗だくで頑張っていました。
頭が下がります。ありがとうございました。

・・・・でも・・・・・・
野外での募金活動は暑い日は危険です。
あまりの暑さに私達はヨレヨレになりました。


やっとチャリティーコンサートのポスター、チラシ、
チケットが出来上がってきました。これらは地元の方が
スポンサーになって全て無料で制作してくださいました。
チラシにスポンサー名を書くと他の協力者に悪いから、と
いうことで載せないでください、とのこと。
お気遣いをありがとうございました。
P1030097
タイトルは「パラグアイと日本の友情」
時間がわずかしかないので、早速皆で手分けして配りに
行きました。こういう時に車がないのは本当に不便です。
移動に時間がかかって思うように進みません。

思い余ってパラグアイのメーリングリストにチラシの
配布、コンサートの告知のお手伝いをずうずうしくも
お願いしたら、親切にも日本からパラグアイ人の知人の
方を紹介してくださった方がいました。今日その方に
チラシをお渡しして宣伝をお願いすることができました。
たくさんのご好意に支えられています。

昨日は父にいつも買っていくプロポリス、ローヤルゼリー
などを扱っているお店にも宣伝の協力をお願いしに
行きました。日系の方が経営しているお店ですが
そこに買い物に来ていたお客さんがチケットを直接
購入してくれたうえ、偶然台湾人のお友達の方が
お店のために募金箱を作って持って来てくれたのです!
IMGP0265
募金一番乗りしました
私は台湾人の友達がアスンシオンに何人かいますが
皆自分の国の事のように日本の震災に心を痛めています。
皆「日本と台湾は昔から兄弟だから」と言います。
またまた涙腺が緩んじゃいました。
台湾のおじさんの募金箱
箱に書いてある言葉を訳すと
「頑張れ日本!!パラグアイは心から応援します
津波の悲劇に襲われた私達の兄弟に
あなたの愛の協力をお願いします」

パラグアイ在住の台湾人の皆さま、本当に
ありがとうございます。

エンリケとありさちゃんが彼らのつてをつたって
何とパラグアイ副大統領のルイス・フェデリコ氏との
直接の面会をとりつけてきました!

私達も誘ってくれたので、早速皆で面会に行きました。
すぐに会って下さって私達のチャリティーコンサートと
日本への出来る限りの支援を約束してくださいました。

緊張の中、大体理解した副大統領のお言葉です。

「われわれは今までどれだけ日本、日本人に
助けられて来たことでしょう。日本の一番の友人国として
出来る限りのことをしたいと思っています。
今現在日本の様子を聞かせてください。何が必要ですか?
何が望みですか?」

もう涙が出そうでした。パラグアイでは日に日に日本の報道が
減っていますので、中には日本はもう大丈夫だね、と
言ってくる人もいます。
素晴らしい気遣いだと思いました。今までは「何でも
手伝えることがあったら言って」とたくさんの人に言われましたが
日本の現在の状況をふまえて何が必要かをたずねてくれた
方は副大統領が初めてです。やはり国の上に立つ人間は
違います。

感涙していても仕方ないのでその日の朝NHKのニュースで
やっていた水の汚染、買占めによるミネラルウォーターの不足、
それによって困っている人の話、を具体的にしました。
とても心を痛めてくださっている様子でした。

正直色々な思惑のある政治に関わる人々に援助を
訴えていいものか悩みましたが、好意による心からの申し出と
信じたいですし、それがもし政治的に利用されたとしても
最終的には援助が実現すれば、私達の微々たる金額の
義援金よりももっと大きな必要な支援が得られるはず、
そうなって欲しいです。

パラグアイ政府に私達から出来る事はやりました。
あとはどう動いてくださるかは彼ら次第です。

「何が望みですか?」
安心、でしょうか・・・

たくさんの励ましのメールをいただいています。
まったく存じない方から生徒さんまで・・・
本当にありがとうございます。
皆さまの応援が私達のエネルギー源です。

かなり忙しくなってきてしまったので、今はお一人
お一人にお返事を書くことができません。
落ち着いたら必ずお返事させていただきます。

とりあえず、この場を借りて心よりお礼を申し上げます。



ちょっとした空き時間を利用して、コンサートのチラシを
タクシーの運転手さんに預けて、乗車してくるお客様に
案内していただけるよう頼んでみました。
P1030090
タクシーは比較的裕福な人が使うし(こちらのタクシーは
安くはないです)無差別に配れるので、我ながら
いいアイディアと自画自賛(??)
tax2
客待ちのタクシーの運転手さん達
「僕も行きたいけどタクシーは夜も仕事だからなぁ・・・」
スミマセン、でも嬉しいですねぇ。是非コンサート会場に
お客さんを乗せて来てください。

このページのトップヘ