アルパ&モモコの日記

南米の民族楽器「アルパ」(ハープ)を演奏、教えています。 愛娘犬のちっちゃいプードル、モモコの日記も親バカ全開中!

2008年07月

なんとも間の悪いくじ引きの後、今度は(何故か)
ガブリエルが2曲パラグアイ・アルパを演奏する
番。ずっと舞台袖で音響の惨状を見ていたガブは
舞台に上がるなり、MCマイクをひったくって
ハンカチを巻きつけ、アルパの胴体の中に入れて
演奏するという大胆な行動に出たのですびっくり
(後で聞いたら音がこもって何の曲を演奏したかも
よく分からなかったらしい・・そりゃそうだ・・)

そして最後の曲はまた私がジャネーラで「キルパ」を
弾く事になっていました。ガブはイヤがる私に無理やり
ハンカチを巻いたマイクをアルパに突っ込んで
「コレで何とか演奏を終わらせろ」と言って
去っていたっので、仕方なく弾こうとしたら
あろうことか全てのマイクの音が出なくなって
しまったのです困った

慌てた進行の人が飛び出してきて、「すみません、
ひとまず舞台袖に・・」
またなの?もうイヤ?(泣)
「あと少し待って是非、最後の曲を弾いてください」と
懇願されるも、もう堪忍袋の緒はとっくに切れた私は
(この時点で予定より一時間近く遅れていました)
そのまま着替えに行きました。(せっかくコスプレも
したのに・・・悲しい)        ↓
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実はこの日、マルセロ・ロハスとカルロスが
聴きに来てくれていたのです。
音響に文句を言ってやろう、と思ったら
カルロスがガンガン罵倒していたので
(音響さん達はどうやら日系人のようで
スペイン語は分かっているらしい)
私の出る幕はありませんでした。

マルセロ達の他にも生徒さんや、母や
知り合いがせっかく来てくれたのに
(しかもブログで告知までして・・)
こんな事になるなんて本当に悔しくて
情けなかったです。こういう日に限って
私のアルパ演奏は絶好調・・・
すっごく練習もしたのに!!!!

イベントは午後に入って何とか続行していました。
がっ、途中ミキサー(音響用の機材)を乗せていた
机の脚が壊れて倒れ、また大騒ぎになるという、
本当に前代未聞のオマケもついたのでした。
この時、大使館のスタッフの顔を偶然見てしまった
私は、その殺意のみなぎった表情が忘れられません・・

これはもうイベント主催者側への賠償問題の
域に入ったトラブルではないのでしょうか?
落胆して疲れ果てた私のアルパと荷物を
マルセロとカルロスが家まで運んで、ガブと
一緒にアノ手コノ手で慰めてくれました。
(そしてそのまま酔っ払って結局お泊り・・)

あぁ、書き切った・・・
「同情するならギャラを二倍くれ」
この日の私、大石君、高山君の心の叫び。
二人ともゴメンナサイ、そして
ありがとうございました。
この日聴きに来てくださった皆様、
本当に申し訳ありませんでした。
(私のせいじゃないけど・・・)


コロンビア独立記念日のフェスティバルに来て、
私達の演奏を聴いていただいた皆様には
お詫びをしなければなりません悲しい

朝の9時半過ぎにメンバーと落ち合って、
練習の後の音響テストですでにイヤな
予感がしていたのです・・・困った

舞台は野外で、スピーカも大きくて多めなのに
マイク・チェックの時に舞台上のモニターしか
音が出ていない・・。おかしいなぁはてなと思って
音響さんに訊ねたら「本番はちゃんと出ますから」
でもバランスや音質はどうすんの??
(そのためのマイク・テストでしょ?)
そこでツッこめば良かったのですが、時間がかなり
押していて、次のグループもリハ待ち。
仕方ないのでプロの言うことだから、と引き下がった
私が間違っていました。

本番一曲目、演奏の間ハウリングしっぱなし!!
(キーンという耳障りで音響にとっては絶対に出しては
いけない音なのです、ましてや本番なんて!)
そして最後にはまったく音が(スピーカーからも
モニターからも)出なくなってしまったのですショック
こんな事は前代未聞!

進行は全てストップして、責任者が私に
「音響復活までしばらくかかりますので、ひとまず
舞台袖に・・・」「はぁ・・・・(復活すんのか?)」
高山君と大石君も怪訝な顔・・・
舞台袖ではアレコレいじって大パニック。
ミキサーを代え(機械ではなく人を代えるべき
なんじゃぁ・・)
そしてナント!!あろうことかモニターを客席に
向けたのです。

勇気を出して私は言いました。
「モニターが客席を向いていたら演奏者には
聞こえないんですけれど」(当たり前じゃ!!)
そうしたら「すみませんがモニターなしで
お願いします」だと!!
野外でかっ(怒)

そして10分ほど過ぎた頃「それではお願いします」
大きな舞台の中央に三人チマッと寄って
(絵的にどうよ、それ・・・)
また同じ曲から始めたものの、やっぱり
音出てないし!!!

皆プッツン(死語)しそうなのをこらえて
私はどうにか音の出るMCマイクを強引に
アルパに引き寄せて演奏断行←ヤケクソ
暑さと怒りでアタマは沸騰寸前でしたが
脅威の忍耐力でなんとかこらえたのです。

最初の演奏パートを終えて、チョイ休憩、
のはずが・・・
「音響やり直しの場つなぎにとりあえず
抽選会を行いますので、日下部さん手伝って
クジ引いてくれませんか?」
「ナニ?ッ!!」←心の中の雄叫び
何故私が!! 断ろうと思っても舞台上。
お客様の目が・・・
この瞬間、ワタシは世界で一番マヌケな女だったに
違いない・・・(私の引きつった顔をカメラに
収めていた方は即刻消去してください悲しい)

仕方がないので、引いた番号を読み上げました。
「クアトロシエントス トレインタ イ ウノ」
  ↑スペイン語(進行がまずスペイン語だったから
   気を利かせたのに)
「あっ、あの、ニホンゴでお願いします」
キィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!
この時のワタシの気持ちはもう文章で表現できませんっ(恥)

そしてまだまだ続くのです、この先が。
怒りとイライラを押さえ込むのに膨大な
エネルギーを使ってヘトヘトになったのに、
昨夜は怒りと悔しさでほとんど眠れませんでした。

そしてかつてないほどブログが長くなってしまった
ことを反省しつつ、明日に続けるのですよ。
(筆者怒りのため、文章のガラがどんどん悪くなって
しまったことをお詫びします・・)

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